志野と織部 / 瀧川恵美子展
会期:2013年3月1日(金)~3月10日(日) 会期中無休
時間:12:00-18:00
このたびカホ・ギャラリーでは、
「志野と織部 / 瀧川恵美子展」を開催いたします。
瀧川さんは、
桃山期の自由闊達でおおらかな気風溢れる
志野・織部のエッセンスが凝縮した作品を、
現代に甦らせています。
特に絵付けにおける筆捌きは素晴らしく、
緩やかでありながら素早く、
繊細でありながら力強く、
自由自在に筆を走らせ、
生きた絵が表現されています。
また、桃山時代の古陶を実際に手に取り研究することによって、
無名の陶工たちの指先の軌跡と精神を感じ取り、
自身の作品の造形に取り込んでいます。
1956年、愛知県豊川市に生まれた瀧川さんは、
岐阜県立多治見工業高校窯業専攻科を修了後、
幸兵衛窯(人間国宝加藤卓男)工芸部に勤務、
1990年に独立し美濃で制作を開始し、
2006年に月心窯を築窯しました。
今回の展覧会では、
織部茶碗、掛花入、水指などのお茶道具から日常使いの器まで、
使うほどに味わいの出る志野と織部の新作を展示いたします。
京都で初めての個展となる瀧川さんの、
桃山時代の名品に勝るとも劣らない本格的な作品の数々を、
この機会に是非ともご高覧ください。
瀧川恵美子 黒織部茶碗
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